ジンジャーエールの辛口と甘口の誤解
お越しいただきありがとうございます。
今回は、少し2次元のコンテンツから離れて、
BARですこーし役立つお話を書かせてもらいます。
最初に
皆さん、ジンバックというカクテルはご存知でしょうか?
ジントニックなら聞いたことある。
くらいの感じの人が大半ではないでしょうかね
それも当然で、居酒屋によくあるカクテルとしてはジントニックが代表的です。
それに対して、ジンバックとは?
そもそも、〇〇バックという飲み物は、
スピリッツ(ジンとかウォッカとか) +ジンジャーエール+レモン
で構成されるカクテルです。
よってジンバックとは
ジン+ジンジャーエール+レモン
で提供されるカクテルです。
そして今回注目していただきたいのは、
ジンジャーエールです。
ジンジャーエールとは?
"ジンジャーエールとは生姜が入っておりカラメルで着色したノンアルコール飲料である。"
wikipediaより、拾ってきました。
カラメルによる着色は知らなくても、生姜でできているってことは多分誰でも知っていることです。
これに対して、辛口と甘口と呼ばれるものがあるのもご存知でしょうか?
知ってほしいこと
前述したとおり、ジンジャーエールには辛口と甘口があります。
一般的に言う分には特に問題なく
辛口:ビリビリしており炭酸感が強い、より生姜感が強い
甘口:そんなに炭酸感が強くない
のイメージで問題ありません。
ただし、これがBARで注文するときには少し知っておきたいことがあります。
それは、
辛口=ビリビリ強い
甘口=ビリビリ弱い
が逆転する可能性がある
ということです。
というのも、
ジンジャーエールの辛口、甘口というのはアメリカとカナダが発祥なんですが、
辛口、甘口を英語のニュアンスに合うように表記すると↓になります
辛口(日本のニュアンス) = スウィート(Sweet) (英語のニュアンス)
甘口(日本のニュアンス) = ドライ (Dry) (英語のニュアンス)
あれ、なんか逆じゃないですか?
辛口なら、ドライでしょー
甘口なら、スウィートでしょー
そう思いますよね??
ここが、ポイントです。
そもそも、ジンジャーエールにおけるスウィートとドライとは
生姜を乾燥させて使うか否か?
になります。
生姜は、乾燥(Dry)させることによりあの独特の風味が抑えられるらしいです。
つまりDry (英語的に)= 生姜感が少ない=ビリビリが少ない
翻ってSweet(英語的に) = 生姜感が強い=ビリビリしている
となります。
すると先程の意訳をすると
辛口(ビリビリしている) = スウィート(ビリビリしている)
甘口(ビリビリ少ない) = ドライ (ビリビリ少ない)
となり式的には問題ないのですが、
しかしBarにおいては、
客とバーテンダーの間で ↑ の式がきちんと共有できているかが問題になります。
もちろんバーテンダーさんは辛口=スウィート=ビリビリを知っていますが
お客様がこれを知らない可能性を考慮します。
すると、
客「ジンバックください」
みたいな会話が発生します。
この場合厄介なのは、バーテンダーさんが
辛口(日本のニュアンス) =ビリビリ
or
辛口(英語のニュアンス) =ビリビリ少ない
のどっちで言ってくれているのかわからないことです。
解決策
ずばり、
「刺激が強い方をください」
「刺激が弱い方をください」
ということです。
これだけでいいです。
すると、バーテンダーさんには
「あ、この人ジンジャーエールの辛口甘口を知ってるんだなー」
ってことがわかります。
下手にカッコつけず ↑ の言い方で自分の好きな方を頼んじゃいましょう!
というわけで、今回は知っておくと少しハナタカなお話でした。
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↑ビリビリ弱い
この記事を読んだなら、辛口 ≠ ドライがわかるはず!
ではまたー!