サイドカーはレディ・キラー?
お越しいただきありがとうございます。
これまでは主にバーという場所について書いてきましたが
今回からは、1つのカクテルについていろいろ書いていこうかと思います。
よろしくお願いいたします。
カクテル名
レシピ
ブランデー30ml+クアントロー15ml+レモンジュース15ml をシェーク
度数:普通〜強め
味わい
レモンの香りとブランデーの風味がとても良く合うカクテルです。
後述しますが、シェークする際に発生する細かい氷の食感?がとても特徴的です。
飲みたいタイミング
ある程度満腹の状態で、もう少し酔いたいなー
という状態
エピソードと四方山話
フランス、パリの「ハリーズバー」で生まれたと言われています。
また、現在ですと日本の銀座「スタアバー」の岸マスターが作ってくれるものがとても有名です。
なぜか。
岸マスターが行うシェークは、「インフィニティシェーク」と呼ばれ、普通のシェークに加え横方向の回転を加えることにより、「∞」の形を描きながらシェークを行う。
この方法による泡の発生は、実は科学的にも実績のある方法です。*2
マイクロバブルは、液体の中に空気が留まることにより、ブランデーの風味がとても口当たり良く感じられるとのことです。
多くのバーテンダーさんがシェークにこだわって作るため
とても飲みやすい。とても酔いやすい。
このためレディ・キラーカクテルにも分類されるらしいです。
しかも、洒落がきいています。
「サイドカー=バイクの側車のため、女性を乗せて走るようなバイクのデート中に
危ない場面に遭遇すると運転手は本能的にサイドカーを盾にしてしまうことから
図らずも女性を盾にしてしまうことで女性が犠牲になってしまう=レディキラー
になってしまう。」
といった逸話もあるようです。
僕のバイブルである漫画「バーテンダー」では
一緒に来て隣に座った人が飲んでいる「サイドカー」があまりに美味しいことから
「これ、すごく美味しいよ!飲んでみて!」と隣からグラスが渡される(=走ってくる)
事からサイドカー。
なんて素敵な解釈もあります。
バーでしか頼めないようなカクテルの代表のカクテル。
是非、楽しんでください。